おおお、ほんまに凄いことがおきたんや！ 聞くんや、聞くんやええ！ 君、ええか、君出来る？ おれがええか、おれ語り聞かせるから、よく聞くがええぞ！ 今日はまるで火山噴火のような熱い一日やったね。 ええか、めっちゃめっちゃアツかったんや。 なんでかって言うと、太陽の暑さよりもおれのテンションが高かったからや！ こりゃあ、おもろいことがおきる予感や！ おったまげてしまったね、まったくや。 今日、街を歩いとる途中で、なんとさ、あのうまい棒のキャンペーンスタッフがおったんや！ ウワッ、あいつらの行動範囲もひねりも広がってきたもんや。 おれ、早速声かけられてさ、『はいはい、うまい棒頂きますわ！ 』って言ってみたら、どない思う？ なんとおお、なんとさっ、おれがやった言うたら、それがメチャクチャ盛り上がったんや！ おれの声がすっかり店内に響き渡ったね。 おっちゃん、おっちゃん達もみんな大爆笑やってばかり。 ええか、お前、もう勘弁してや、まじで笑いすぎで腹筋崩壊や。 でもさ、おれがノリノリで手に持ったそれが実にお洒落でヤバかったね！ よく喋るくせにはしゃぎ過ぎて酔いそうになってたね。 でも信じられへんなぁ、それつがいるところに、なんかこっちを見て、ニヤニヤ笑ってる若い女の子二人がいたんや！ おっちゃん達もビビって変な声出してたね。 おれはまあ、素で引かれてさ、かなりテンション下がったわ。 でもな、どうせなら逆に気になるように、わざとニヤニヤしてる振りして、にやっと笑ったら、ほんまにあの子たちもにやけてくれて、キャッキャッ言い出したね！ まさかの展開や、恋が舞い込んできたんかもしれんよ！ ウワッ、すっげ〜楽しみやなぁ！ こんなおっさんが恋や、なんか感慨深いね。 なんせ、久しぶりのハートの高鳴りや、めっちゃめっちゃわくわくするね！ いや〜、これからが楽しみやわ〜！